家庭用LPガスの料金は、電気・都市ガスの料金と異なり、販売店がみずからの判断で価格を提示する自由料金です。
液石法改正(平成9年4月施行)により、料金制度の透明性を向上させるため、料金の構成やそれに含まれるサービスの内容を、消費者にわかりやすく示していくことが、新たに義務づけられました。
料金制度には、二部料金制、三部料金制、最低責任使用料金制などがあります。現在は、二部料金制が主流となっていますが、より透明性を高め、かつ消費者の選択の幅を広めた複数三部料金制を採用する販売店も現れています。 また、ガス販売店がお客さまにお貸している設備がある場合は、「貸付設備利用料金」が加算されることもあります。
二部料金制度とは、「基本料金」と「従量 料金」との合計で算出されるものです。
基本料金 | 容器などの機械類の費用や設備点検・検針費用など、消費量 の多少に関係なく生じる固定的な費用です。 |
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従量 料金 | ガス原料費、配送費などを考慮の上、使用量 に応じて支払う料金です。 |
※その他修理費等、そのつどに徴収される一時的な費用があります。
三部料金制度とは、基本料金と従量 料金のほかに料金徴収科目を設けたものです。つまり、これまで基本料金に含めて徴収していた消費設備などの貸付設備使用料、集中監視システム利用料、ストーブなどの機器の割賦代金など別 立てとして徴収する料金体系です。
基本料金 | 容器などの機械類の費用や設備点検・検針費用など、消費量 の多少に関係なく生じる固定的な費用です。 |
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従量 料金 | ガス原料費、配送費などを考慮の上、使用量 に応じて支払う料金です。 |
設備利用料金 | 消費者の希望により、消費設備などの貸付設備、集中監視システム利用料金などを、基本料金とは別 立てとして支払う料金です。 |
複数の料金表があり、消費者は自由に選択できます。例えば、販売店が3種類程度の料金表(A、B,C)を持ち、消費者はそれぞれの使用量 に応じて一番経済的な料金表を選択できる制度です。
「石油情報センター」(地域別のLPガス価格情報は以下のとおりです。)
http://oil-info.ieej.or.jp/price/price_ippan_lp_gusu.html