家庭用LPガスの料金は、電気・都市ガスの料金と異なり、販売店がみずからの判断で価格を提示する自由料金です。
液石法施行規則改正(令和7年4月施行)により、料金制度の透明性を向上させるため、料金の構成やそれに含まれるサービスの内容を、「三部料金制」により、消費者にわかりやすく示していくことが、新たに義務づけられました。
三部料金制とは、基本料金、従量料金及び消費設備の貸与等に係る料金からなる料金体系のことです。令和7年4月の改正法令の施行により、三部料金制を徹底するとともに、LPガス消費と関係のない設備費用の計上が禁止されました。さらに賃貸住宅向けLPガス料金については、ガス器具等の消費設備費用についても計上が禁止されました。
| 基本料金 | 容器などの機械類の費用や設備点検・検針費用など、消費量 の多少に関係なく生じる固定的な費用です。 |
|---|---|
| 従量 料金 | ガス使用量に応じて支払う料金です。 |
| 設備料金 | 消費設備などの貸付設備、集中監視システム利用料金などの料金です。 |
複数の料金表があり、お客様はガスの使用量に応じ、自らに合った料金制度を選択できます。例えば、販売店が3種類程度の料金表(A、B,C)を持ち、消費者はそれぞれの使用量 に応じて一番経済的な料金表を選択できる制度です。
「石油情報センター」(地域別のLPガス価格情報は以下のとおりです。)
http://oil-info.ieej.or.jp/price/price_ippan_lp_gusu.html