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2024/09/06

令和6年度「協会地震防災訓練」を実施しました

(1)令和6年度「協会地震防災訓練」の概要
 
@日 時 令和6年9月6日(金) 9:00〜11:15
 
A訓練想定
 ● 駿河湾沖を震源とする大規模地震が発生。(最大震度7)
 ● 地震の発生から概ね3日経過までの各状況下。
 ● 県内全域で建物倒壊や火災が発生し、LPガス設備を含めたライフラインは甚大な被害が発生。(震度・津波高、その他被害詳細については静岡県第4次被害想定に準ずる。)
 
B訓練内容      
区分訓練内容
情報伝達訓練 ●「災害対策地区本部設置報告」、「被害情報」の共有等、e-mail・web会議ツール・衛星携帯電話等による通信訓練
●今回から、「SMS通信を活用した被害情報収集訓練」を本格実施
図上訓練 <イメージトレーニング+ディスカッション>
●被害状況等を地図にプロットし、情報共有
●応急点検・応急供給の班編成や、作業実施のための打合せ
実働訓練 ●「点検班」を編成し、車両により供給先(消費者宅)の設備点検作業を実施(※応急点検)
●「支援班」を編成し、車両により避難所へのLPガス供給を実施(※応急供給)
●「作業班」を編成し、流出容器等の回収を実施(※容器回収)
●防災備品等の取扱いの確認や試運転等を実施(※自主訓練)
強化地区の指定 ●富士宮地区会を強化地区に指定し、会長及び防災対策委員会担当副会長の視察を実施

防災@防災A
         <協会災害対策本部の訓練状況>                             <中部支部の訓練状況>
訓練東部訓練西部
             <東部支部の訓練状況>                                     <西部支部の訓練状況>

(2)各地区における訓練実施状況
 
           
区分 参加者数立ち上げ訓練
情報伝達訓練
図上訓練実動訓練
応急点検
実動訓練
その他訓練
東 部 125 10 10
中 部 57
西 部 75 10
本部・各支部 26
合 計 283 26 24 20


(3)SMS通信を利用した「被害情報収集訓練」の実施結果
 
           
対象数 SMS到達数開 封回 答未回答エラー
1,046 1,033 776 712 64 13
●対象1,046者のうち、SMSが到達したのは1,033者で、そのうち開封したのが776者、回答が712者と、到達数に対し68.9%が被害情報を回答しました。
●また、257者が未開封、64者が未回答となっていますが、周知不足や実施日が営業日であったことも要因と考えられます。


(4)強化地区(富士宮地区会)における訓練
 
●富士宮地区会では、拠点事業所立上訓練、情報伝達訓練、図上訓練のほか、災害時における避難所等での速やかなお湯の供給を目的として、LPガス発電機を使用した給湯器の稼働訓練」が行われました。
●地区会の皆様は、きびきびした行動で給湯器を迅速に稼働させるなど、素晴らしい訓練でした。
●会場には渡邊災害対策本部長と中川副会長(防災対策担当)が視察訪問し、訓練参加者を督励しました。
●富士宮地区会の皆様には、残暑の中、訓練に真剣に取り組んでいただき、ありがとうございました。
強化訓練@強化訓練A
        <「富士宮地区会」訓練実施状況@>                  <「富士宮地区会」訓練実施状況A>

(5)協会災害対策本部 渡邊本部長の講評(要旨)
 
●本日は、拠点参集、情報伝達訓練に加え、各地区における実働訓練を、無事実施することができた。
●また、各会員が、それぞれに南海トラフ巨大地震発生時における具体的な被害状況を想定し、SMS通信を使って報告を行う、被害状況収集訓練も行うことができ、充実した内容の訓練が実施できたと思う。
●近年、自然災害は多発かつ激甚化しており、本県においても、災害がいつ発生してもおかしくない状況である。日頃から備えに努め、訓練を積み重ね、災害時には地域のエネルギー供給の「最後の砦」として、住民の皆さんの生活をしっかり支えられるよう、協会を挙げて努力していかなければならない。
●ついては、本日の訓練で得られた成果、課題などを全員で共有し、災害が発生した際には、迅速な対応が可能になるよう、今後とも努力を積み重ねていただくようお願し、講評とする。
会長訓練@会長訓練A

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